写真展にかかった費用の合計金額は?

2024年10月17日から23日、新宿にあるアイデムフォトギャラリー「シリウス」で開催された写真展
「ほとけの乙女 ミャンマーの仏塔・寺院と少女たち」
今回は、写真展にかかった費用についてお話ししたいと思います。


まず最初に「シリウス」で写真展を行う場合は審査があります。その審査にクリアすれば、一週間、無料で会場が使用できます。
会場費は無料ですが、写真展諸費用が66000円(税込)がかかります。
作品の取り付け、取り外し(ギャラリー指定業者)は写真展諸費用の中に含まれます。
さらに、PR TIMESによるプレスリリースも含まれます。こちらは個人が配信すると33000円(税込)がかかりますので、このサービスがついているのはとてもお得だと感じました。

ギャラリーにレンタル額のサービスがあり、半切サイズ(シルバー枠)をレンタルしました。こちらは1枚330円(税込)で45枚をレンタルし、合計14850円(税込)

レンタル額にはマットがついていないので、シリウスから紹介していただいた株式会社フレームマン様にマットの制作を依頼しました。
作品オーバーマット加工(オフホワイト2mm)テープ止メ、1枚3300円(税込)で45枚を注文し、148500円(税込)
こちらは大きな出費になりましたが、他社に依頼するより、提携業者に依頼した方が設置がスムーズだと思いました。

写真展のDMは、デザインはこちらが行い、印刷をネット入稿の株式会社グラフィック様に依頼し、1000部で3480円(税込)
こちらは予想よりもはるかに低料金で驚きました。

写真展諸費用=66000円(税込)
レンタル額=14850円(税込)
マット制作=148500円(税込)
写真展DM=3480円(税込)
合計232830円


写真展で使用した染料インクのインクジェットプリンターは、キヤノンのPRO-S1です。
こちらは65000円(税込)

専用インクは8色必要で、1本1400円(税込)8色で11200円(税込)
写真展の印刷では、本番プリントとテストプリントで、トータル24本使用。合計33600円(税込)

写真のプリントは、キヤノンの超光沢写真用紙クリスタルグレードA3ノビサイズ。20枚入りで7250円(税込)60枚購入で21750円(税込)
テストプリントはL版や2Lサイズを使用しましたが、こちらは正確な枚数が出せないのでカウントしません。

インクジェットプリンター=65000円(税込)
専用インク=33600円(税込)
写真用紙=21750(税込)
合計120350円

写真展にかかる必要経費は232830円
プリントの制作費用は120350円
トータルで353180円でした。


僕は大阪在住で、写真展のために一週間、東京に滞在しました。
往復の新幹線代と東京での交通費は、合計約35000円。
友人が錦糸町でゲストハウスを経営していて、そちらでお世話になりました。そのため、宿泊費はとても安く抑えることができました。宿泊費と交通費は人によって異なるため、費用には入れていません。

東京で一週間、写真展を行うと、事前の情報では約50万円ほどかかると思っていたので、予想よりも安くなりました。これは自分でプリンターを購入し、プリント制作をしたからだと思います。

プリントの制作にあたっては、プロラボなどの業者ではなく、自分でこだわってプリントした方が、結果的にクオリティが出せると思ったからです。結果、最高のプリントが完成し、写真展でいろんな方に見ていただくことになりました。

A3ノビのプリンターがコストパフォーマンスに優れていることもあり、これがワンサイズ大きいB2サイズになると、金額が跳ね上がります。
参考までに、キヤノンのB2サイズのインクジェットブリンターPRO-1100の実売価格は185000円(税込)でインクは12色、1本あたり5800円(税込)です。

コストは上がりますが、次回、ほとけの乙女 ◯◯編で写真展を開催する場合はB2サイズを予定しています。
写真家として活動するには多くの費用がかかります。
僕は商業カメラマンで、コツコツと仕事をしながら、その報酬を作品活動にあてています。
これからも頑張りますので、次回作をお楽しみに!!

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